目次
献辞
本書解題
内容要約
著者声明
著者略歴
周は旧邦なりと雖も、其の命維れ新たなり(中国語版自序)
米国の友人Andrew J. Nathan教授序
祖国大陸の友人歴史家謝幼田教授序
祖国大陸の友人作家鄭義先生序
序論 革命と復辟
はじめに
第一章 革命と復辟
一 革命と民主革命
二 復辟と専制復辟
三 民主革命と専制復辟の繰り返される対決
四 民主革命の歴史範疇
第二章 革命の名義における復辟
一 伝統的農民革命は「新王朝を樹立し、旧制度を復辟する」造反
二 世界共産革命は革命の名義のもとに専制制度を再建する復辟
――マルクス主義は専制復辟を鼓吹する哲学である
上巻 辛亥革命、中華民国、中国国民党
第一章 中国民主革命勝利の発端
一 清王朝の改革開放運動
二 革命派の勝利、改良派の失敗、清王朝の滅亡
三 中国民主革命勝利の発端としての辛亥革命の歴史的意義
補論 近現代の専制改良は「革命予防を以て始まり、革命誘発を以て終わる」
第二章 中国民主革命がもたらした革命と復辟との反復
一 中国人民による専制復辟打倒の困難性と複雑性
二 中国人民は袁世凱、張勛の公然たる復辟に断固として反撃することを
以て「護国」とした
三 中国人民は北洋軍閥の偽共和・真復辟への反対を堅持することを以て
「護法」とした
四 中国人民による反復辟の思想文化革命――新文化運動
五 中国国民党による護国、護法、反復辟の艱難の過程
補論 新文化運動、五・四運動と中国共産革命の誘発に因果関係はない
第三章 中国民主革命を襲う共産革命という巨大な危険
一 中国共産革命の外在誘因
――悪しき隣国・帝政ロシアと「東方路線」の陰謀を進めるソ連
二 中国共産革命の内在誘因
三 孫中山「連ソ容共」の由来と性質、原則と錯誤
――マルクス主義とロシア共産革命に対する孫中山の批判及び否定
四 国民党親露派(左派)の幼稚病・権力病及びその巨大なる危害
補論 「国共合作」とは何か? 「新」三民主義とは何か?
第四章 民主革命を防衛し、祖国統一を推進した蒋介石の歴史的功績
一 革命軍事力を広東に定め、北伐を準備する
二 中山艦事件を利用してソ連の僭権、中共の簒権に反撃する
三 党務整理案・北伐企画案をもって民主革命の方向を堅持する
四 清党の決意と南京政権の再建によって北伐を貫徹する
――「四・一二反革命クーデター」という政治デマを分析する
五 北伐の成功を指導し、護国護法の勝利を獲得する――新中国の統一
補論 蒋介石は誰の革命に叛いたのか?
第五章 革命と復辟の継続と民主革命の勝利発展
一 新旧軍閥叛乱の平定は「護法」運動の継続
二 中共武装叛国に対する包囲殲滅は「護国」の継続にとって必須
三 国民党「一党訓政」は憲政に向かうあるべき過程
四 内憂外患のもとにおける中華民国の民主建国の成果(1927-1937)
補論 孫文後における中国民主革命指導・推進の新権威――蒋介石
第六章 中華民国の偉大な国家防衛戦争
一 悪しき隣人日本の中国及び中国民主革命に対する長期侵略と破壊
二 国民党蒋介石の抗日指導という艱難辛苦の使命
三 蒋介石の「和戦併用」の必要性と合理性
四 蒋介石の「攘外必先安内」の緊迫性と正確性
五 蒋介石「持久戦」思想の生成、決定と貫徹
六 国民党の勇敢な抗戦は血で書かれた史実であり、
筆で書かれたデマではない――中共を除く各派軍事力による共同抗戦
七 偉大な国家防衛戦争と艱難辛苦の抗戦時期における民主建国の成果
補論 民族英雄――蒋介石と武装クーデターの陰謀――西安事変
第七章 中国民主過程の巨大な逆流
一 民主進取と専制反抗の残酷な対決
二 国民党政権の内戦における失敗の原因
三 国民政府、国民党、蒋介石の重大な歴史錯誤
四 国民党腐敗の由来・性質ならびに国民党は腐敗によって
失敗したのではないことについて
補論 20-40年代中国民主派知識人の弱点、錯誤、教訓
第八章 中国の民主化はまず台湾で成功した
一 中華民国台北政権――中華民国の国統と法統の堅守
二 総統の権威と訓政の恢復――台湾政治の安定と平和発展の保持
三 民主主義実現の追求――台湾全面民主化過程の推進
補論 「護国」「護法」の重大な歴史的任務
結論 中華民国と中国国民党――国民党の悲哀と栄光
上巻総注釈
下巻 共産革命、農民造反、中国共産党
第一章 中共による中国民主革命への「参加」、破壊、背反
一 ソ連が中共の国民党および国民革命への参加を指示した
二 中共を使って国民党を分裂させるソ連の三大陰謀戦略
三 中共を使って国民党の指導権を奪取させるソ連の四大陰謀行為
四 ソ連が中共を使って北伐に対して反対・利用・破壊を行い、
国民革命に対して背反した
補論 誰が反動派か?
第二章 中共は叛乱を起こし、国に叛き、農民造反党となった
一 ソ連は中共に武装叛乱から武装叛国に向かうように命令した
――中東路事件と我が国に対するソ連の大規模武装侵略
二 ソ連を宗主と仰ぎ、祖国を分裂させ、「二つの中国」をつくる中共
――ソ連の決定を武装防衛する中共と中共ソヴィエト国の性質
三 農民造反党に変貌する中共
四 中共の農民造反と中国の伝統的農民造反との共通する特徴とその相違
補論 誰が「内から外国に通じた」のか?
第三章 中共は抗日という嘘によって生存し、抗日を口実に勢力拡大した(上)
一 中共の北上抗日は嘘であり、失敗逃亡が真実である
二 国難に乗じて生存を図るという中共のスローガンと陰謀
――抗日民族統一戦線
三 国難に乗じて拡大を図るという中共のスローガンと陰謀
――抗日民族統一戦線
四 王明の「真の戦線統一と抗日」路線と王明の「右傾投降路線」に対する毛沢東の抵抗、批判、闘争
第四章 中共は抗日という嘘によって生存し、抗日を口実に勢力拡大した(下)
一 中共は外に「擁蒋抗日」を保証し、内に「日本と蒋介石の同時消滅」を決定した――平型関の戦闘と百団大戦の真相
二 中共の「自主独立原則」下の「三つの堅持」の陰謀
三 抗戦の分裂と破壊を継続する中共の理論、謀略、過程
四 拡張、内部闘争、アヘン栽培、内通売国による中共の持久戦
補論 誰が「たなぼた」をとったのか?
第五章 中共は革命の名義の下に内戦によって天下を取ることを発動した
一 中共は武器を借りて権力を奪い、内戦を発動した
二 中共はソ連の陰謀の下に迅速に東北を奪取占領した
三 中共による戦後中国民主憲政の進行の阻害と破壊
四 中共による内戦勝利の五つ重要な手段
補論 「勝った者が正しい」のか?
第六章 中共による全面的専制制度復辟
一 中共専制復辟政権の形式上の複雑化と性質上の集権化
二 中共は専制制度復辟のために政教一致を実施し、専制統治を強化した
三 中共は専制復辟を実行するために厳密な権力構造を打ち立てた
四 中共は専制統治強化のために厳格な等級制度を再建した
五 中共は専制統治維持のために残酷な鎮圧手段を用いた
六 中共の全面的専制統治下における人事制度すなわち組織路線
七 中共の全面的専制統治下における経済制度すなわち権力経済
八 中共の残酷な少数民族政策と未来における国家分裂の危険と責任
九 文革――17年の専制復辟統治の大暴露と中国史上最も暗黒な歳月
――毛沢東時代
補論 「左」の禍かそれとも「ロシア」の禍か
第七章 中国大陸清末政局の全面的再現と極端な発展
一 中共十年改革の動因と理論、歩みと内容、成果と苦境
二 中共十年改革の範囲、聖域、死角、結果および専制改良の本質
三 当代中国大陸の「二重」思想解放運動と八九民主運動の勃発
――八九民主運動の発展と変化の四段階
四 清政府の改革、鄧小平の改良と偉大な民主変革の前夜
補論 専制改良、民主改良、革命と改良との関係
結論 中国共産革命と中国共産党
総括 中国民主化過程の四段階、革命と復辟との三大対決
下巻総注釈
あとがき
主要文献と参考書
—————
—————
—————
—————